さばぺんタイムス

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「日本社会のしくみ」を読みました。「日本版『FACTFULNESS』」じゃないかな

 

はいどうもーヽ(゚∀゚ゞ)!

砂漠のペンギン[@saba_pen]です。

 

やーっと「日本社会のしくみ」を読み終わりました。

端的に言うと、「日本版『FACTFULNESS』」なんじゃないかな、と思いました。

 

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サブタイトルが「雇用・教育・福祉の歴史社会学」となっていますが、印象としては「雇用」が強めかな。

 

日本の雇用形態の特徴としてよく「終身雇用・年功序列」という言葉が使われます。それが、現代においては崩壊しつつある。というのが、砂漠のペンギンの認識です。「しつつある」とは言いながらも、これは15年前くらいから言われ続けているような気がしますが。

 

しかしながら、本書はこの雇用形態の特徴について、2つの指摘をします。

1つは、「言うほど『終身雇用・年功序列』がメジャーだったわけじゃないよ」ということ。

もう1つは、「崩壊しつつあるわけでもないよ」ということです。

 

どういうことか?

第1章において、数々のデータや引用を用いながら、これらの説明がなされています。

 

日本の労働とは「大企業型」「地元型」「残余型」に分かれている、というのが本書の主張。

そして、「終身雇用・年功序列」が当てはまるのは「大企業型」のみであるということ。

「大企業型」の雇用形態のもと働いている人々は、かつても今も日本全体の約3分の1に過ぎず、割合にはさほど変化が見られないということ。

むしろ、かつて地元で自営業を営んでいた層の人々が非正規、すなわち「残余型」に変化していることの方が目立っているということ。

 

高度経済成長や、バブル経済の時代を体験していない自分にとっては、この事実は結構おどろきでした。学校で習った「日本の社会」というのは、あくまで社会の一部に過ぎなかったのだな、と。

この感覚は数年前、「マイルドヤンキー」という言葉が流行ったころに抱いたものでした。「なんか日本って、思ってたのと違うよね?」みたいな。おもてたんとちがーう!みたいな。この本を読むと、改めてその事実を突きつけられたような気持ちになります。

 

そう、イメージにあるものとずいぶん違ったんですよ。もしこの、「日本って…」という感覚を抱いているのが砂漠のペンギンだけでなかったとしたら、これって結構まずいというか、なんか心配なんですよね。大げさに言うと、「都市と地方の分断」を感じずにはいられなくて。

 

学校で習うような日本って、どっちかっていうと「都市」的だと思うんですよ。成文法的な世界というかなんというか。でも、地方って全然そういうしくみでは成り立ってなくて。逆もしかり。これは体感してみないとなかなか気づけないと思うのだけど。

 

それがすぐ何かに影響を与えるわけじゃないのかもしれない。ただ、これってどうなんだ?と思ったりもします。

 

あと、ちょっと思ったのは、「政治家」と呼ばれる人たちが、変えたい!と叫んでいる「日本」って、いったいどこにあるんだろう?って。だからどうということではないのだけど、なんかちょっとギモンに浮かんだ次第です。

 

以上です!!

ァディオ───(`・ω・´)ノ───ス