さばぺんタイムス

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在日3世ガス室発言について思うこと

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結論から言えば、こういった「ガス室」云々の発言をして、その対策が「お前らの友だちが謝罪だなんだ言ってたら、文句言ってくれ」では弱すぎると思ったし、論点がずれていると思った。「ガス室連れてかれるんじゃね?」という気持ちはよく分かるけど。だって私も、韓国(と中国)と日本が戦争をして負けたら、ガス室なり銃殺なんだろうなといつも思っているから。

 

あと、この発言に対して「日本へのヘイトだ」とか言っているネットの方々は、つくづく器のちっさいやつらだなと思った。なんで「日本人はそんなことしないから信じろ」と言えないんだろう?そりゃ、こんな攻撃的な奴らに囲まれたらガス室送られるわって思うよね。まあ、まとめしか見てないから、「ヘイトだ」とは言わない人もいるって分かってるし、こんなんネットの世界でしかないってのも分かるよ。

 

 

ところで、この人たちにとって「在日コリアン」っていうのはもうアイデンティティなんだよねえ。韓国語はしゃべれないけど韓国籍北朝鮮籍という人たち。「連れてこられた」とかなんとかの問題じゃなくて、そういう問題なんだと思うんだよ。人それぞれなんだろうけど、本やニュースで読む在日コリアンの方々の話を見ているとそう感じる。

 

彼ら自身には、その「言語と国籍の不一致」に対する解決策なんてものはもう存在しない。もし見つけたとしても、それによって彼ら「自身」のアイデンティティを消化することはできないから。ごまかすことはできるかもしれないけどね。だから、解決できるとしたら次の世代に幼少期から解決策を叩き込んでおくことぐらい。

 

でも、それは曲がりなりにも三世代四世代にわたって作ってきた在日コリアンの歴史を終わらせてしまうことになってしまうかもしれない。そう考えれば、この問題がそう簡単なものじゃないことはすぐに分かる。

 

 

思うに、彼らをいわゆる「韓国人」と同じくくりで考えるべきじゃないんだ。国籍の問題があって面倒なんだけど、全くちがうものとして考えなければいけないと思う。次の世代になれば、いよいよ「韓国にいた記憶」なんてものは消えていく。

 

出来上がった形はいびつだけど、サッカードイツ代表メスト・エジルの問題と同じだと考えてもいいのかもしれない。

 

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生まれてくる子どもに罪はない、と言っていたのは確か海賊王ゴールド・ロジャー。その通りだと思うよ。

 

はてなブックマークにも書いたけど、「昔のことをいつまでも引きずるな」という割には、こういった「昔のこと」をいつまでもいつまでも引きずるんだよ日本人。結局は同じ穴のムジナ。

 

 

もちろん、在日コリアンの方々にも同じことを言いたい。いろーんな歴史があって今があるのは百も承知だし、あなた方から見て私は「日本人」だからこんな言葉意味がないのも分かってる。だけど、あなた方が「韓国人」として生きようとする限り、この問題はきっといつまでも終わらない。だとしたら、何かあった時に取り返しのつかないことになってしまう。

 

私は「韓国人」ではなくて、「在日コリアン」として生きるべきだと思っている。日本国籍を取得しろ、なんて言うつもりは全くない。だけど、韓国を拠り所にしてほしくない、ということ。一番最初に「論点がずれていると思った」というのはそういうことで、「私は韓国人」という限り、そこは変わらないんじゃないかな。

 

でなければ、この方にはぜひ韓国へ行ってもらい、同じことを言ってほしい。話せないなら通訳を連れてゆけばいい。こういうデモを開いている人たちも、ぜひ韓国へ行って、同じことを言ってほしいのだ。だって、日本も韓国も「今は」同じようなことをしているのだから。日本でばっかり「友好を」では、この問題の解決はたぶん難しいんだよ。現実として。

 

「日本語しか喋れない韓国人」という立場は、この問題を市民レベルで解決するためのキーマンになれる存在でもあると思う。自分たちがマイノリティだというそのポジションを最大限活用したうえで、「私たちが橋渡しになれる」とそう言ってみればいい。もちろんその場合、ガス室だなんだという言葉は使うべきじゃないと思うけどね。怒らせるだけだから。

 

 

私の住んでいる東北では、肌感覚として「在日コリアン」と「日本人」の存在する日常はあまりない。だから、ニュートラルな人が多いと思う。たぶんね。ぜひ、東北にも来ていただいて、棘のない言葉で!あなた方の思いを伝えてほしいです。お待ちしています。