さばぺんタイムス

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「回りくどさ」は、すなわち青春。「ふくろうず」をなぜ聴かなかった!その2

ふくろうず紹介、第2弾でございます。

 

第1弾は

へ、どうぞ~。

 

 

もくじ。

 

 

売れなかったふくろうず

最初に貼ったのは「マシュマロ」という曲です。砂漠のペンギンにとって、ふくろうずのなかでも1,2を争うくらい好きな曲。「ごめんね」というアルバムの2曲目なんですが、なんていうか一言で言うと「かわいい」。

 

歌詞の雰囲気にふり幅ふりまくった結果、イタさはなんとなく影に隠れてしまったようにも感じますが、1曲目の「ごめんね」がイタい成分を補ってくれるのでちょうどよさそう。加えてこのカワイイ感です。なんせ「マシュマロ」。

 

私は大好きだったし、売れてほしいと切に願っておりました。ライブを見に行ったのも懐かしい思い出です、内田さん喉やられて2曲ぐらいしかやんなかったけど。

 

...ところが!売れなかった。売れなかったーーー。

 

そういえば、前の記事で紹介した「ループする」も「砂漠の流刑地」も「ごめんね」も、もはや8年前とか9年前とかの曲なんですよね。当時砂漠のペンギンは大体大学生ぐらい。たぶんそのあたりが「ふくろうずいいんじゃね?」期だったと思うんですね。そこから、なぜ売れなかったんだろう...。

 

 

ふくろうずの魅力④ は、「回りくどさ」だったと思うの

とは言いつつ、私は「砂漠の流刑地」以降のふくろうずに、実はピンときていませんでした。

 

例えば、「ごめんね」の次に出た「テレフォン No.1」というミニアルバム。宣材写真なんか見た時には「おっ、これは売れる気だな~」なんて思ったんですけど、なんか、ピンとこなかったんです。

 

なんというか、この「テレフォンNo.1」をはじめとして、急激に「ふつーの女の子」になった、というか、歌詞の表現がえらいストレートになったように感じたんですよね。曲の雰囲気自体はそこまで嫌いではないんだけど、そこのギャップというか。

 

今まで「なんかちがうな」だったふくろうずが、「あ、ふつーだ」となっちゃったんですよねぇ。あくまで個人的な感覚なんですけど。「いや、ちゃうねん。そこまで歌わんでええねん」みたいな。その次に出た「ベイビーインブルー」というアルバムに至っては「違う!そうじゃない!そのイタさは求めてない!」みたいな。

 

なんというか、ふくろうずの良さって「回りくどさ」だったのかもしれない、と思うんですよね。自分の気持ちを説明しようと一生懸命なんだけど、伝わらないという。

 

そのとき伝えたい感情を、一言で説明できるんだろうけど、その言葉が見つからない。あるいは見つける気がない。さては伝える気がないんじゃないかという、回りくどさ。

 

その感じがふくろうずのイタさだったのだろうし、私が好きだったところだったのかもしれないなって思うんですね。ところに、こういうのをロックというのではないか。

 

でも、「テレフォン No.1」で、こんな歌詞が歌われた。

 

女の子は裏腹なのよ

 

「あっ」と思ったんですね。言ってしまった。ああ、一言で説明しとるやんけ。これでは「裏腹」という言葉の意味を長々と説明しているだけなのでは...。と思ったんです。この「裏腹」という言葉を直接使わずに、うだうだぐだぐだと言っている、そんなふくろうずを、もうちょっと見たかったなと、思ったりしたものです。

 

まあ、あとの祭りなものです。「だって、あたしたちエバーグリーン」というアルバムを聴いた時に「ああ、それそれ」という気持ちになれたのだけれど、遅かった。。

 

 

結局自分のことばっかり?

これが、「だって、あたしたちエバーグリーン」というアルバムに入っている「うららのLa」という曲。これを聴いた時に「ああ、それそれ」となったのです。

 

この曲は、「君」という言葉がたくさん出てくるんです。

何かできるような気になった 強くなれるような気になった

1人ではかなわない夢も 君となら 君となら

 

でも、この曲で歌われることって、「君」のすばらしさというよりも、自分のことだと思うんですよね。

傷あとは消えないけど これでいい これでいいのさ

美しい涙は光る だれのため

めぐる季節の中 この胸が君の名を叫んでる なぜ

「欲しいのはあなたの手だけ」 恋うらら

 

多分気付いてるんですよ、美しい涙はだれのためかって、多分自分のためなんです。「欲しいのはあなたの手だけ」、そう思う心はなぜ?

 

この、深読みをさせてくれる妙な回りくどさ。ひょっとしたらまた別のものがあるのかもしれないけれど。そこが、自分としては好きなところだったかなあ。

 

「もどかしさ」と置き換えることもできるのかもしれません。そういえば、解散にあたってふくろうずはこんなコメントを残しました。

 

ふくろうずは青春そのものでした。

 

ああ、ひょっとしたら、この言葉が一番当てはまるのかもしれない。「青春」。ふくろうずの「青春」なところ、好きだったなー。

 

なんせ売れなかったふくろうず。なぜ聴かなかった!と皆に言いたいランキングNo.1です。昨年冬には、ボーカルの内田さんが、ソロで新しい音源を出しております。

 

今からでも遅くない。聴いてください~~~。

 

ちなみに。

私の名前、「砂漠のペンギン」ですが、ある2つの曲からいただいたものです。既にお気づきの方もいらっしゃるかも?その1つが、このふくろうずの「砂漠の流刑地」なんです。

 

もう1曲は、なんでしょう?ヒントは...そうですね「ペンギン」ですね。笑

 

ちょっと考えてみるのも、いいかも。

 

それでは、また~。