さばぺんタイムス

音楽と、本のレビューを中心に、その他もろもろを取り扱いたいです。

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「羊文学」からあふれ出る、ジュブナイルとパンクの香り。激推したい。

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はいどうもーヽ(゚∀゚ゞ)!

砂漠のペンギンです。

 

今日から、朝・夕の2回更新にチャレンジング・ナウです。

 

更新されなくなったと思ったら、ケツを蹴っ飛ばしてくださいね。今なら無料で蹴れます。

 

 

私事ですが、Spotifyってめっちゃ便利ですよね。

 

昨年から手を出したんですけど、「困ったときはこれで解決!」みたいな。

 

探してたあの曲は見つかるわ、ローカルすぎて音源手に入らないバンドも手に入るわ、うひょうひょです。

(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァアアアァ

 

 

で、好きなアーティストの名前をいっぱい突っ込んで聞いてたんですね。

 

一通り聞き終わった後流れてきたのが、この「Step」でした。

 

いやー、推します。羊文学です。何も言わず、まず聞いてください。

 

もう、MVもだめだ。見てて辛すぎる。けど、まず聞いてください。

 

 

もくじ。

 

 

曲名「Step」、本当にステップしてるの?

ねえ。沁みました?あのね、20代だったら、絶対沁みるよ。沁みなきゃだめだ。

ヾノ・_・`)ダメダメ

 

長い階段を かけ上がってたら 足が疲れて 座り込んでしまった

一度こうなると 立ち上がるのには ものすごく強い 心がいるなと思った

 

Aメロ1発で「ステップとは何ぞや」を歌っちゃうこの感じにシビれる。

 

うまくいかないな、悩むな、どうしたらいいか分かんないな。そういう時が、人にとっては一番の成長のタイミングなんだ、という話を聞いたことがあります。(なんかの研修)

 

思い悩んだことで、知ることがある。知ることは、成長です。それがすなわち、この曲で歌われる「Step」だと思うんです。

 

とここまで書いて、この歌どっちかというとお悩みスタートなんだけど、これ本当にステップしてるの?大丈夫?

|゚д゚) ぁ  ゃ  ι  ぃ

 

という疑念が浮かびましたが、消し飛ばして先に進みましょう。人生時には何も考えず進んだ方がなんたらかんたらだって誰か言ってたよ。たぶんなんかの研修。

 

 

ステップしてないんじゃ...いやほんとはステップしてるんじゃ...

次のフレーズ。

映画にうつってた ハッピーエンドは 当たり前だけど 作り話だって

気付いてからは いろんなことを 仕方ないからと 笑ってゆけるようになった

 ...「仕方ない」。あきらめてるんです。

 

...あれ?これステップしてないんじゃないの?なんて、そう思っちゃうくらい後ろ向きなんですけど、時間軸で見るとどんどん先に進んでますからね。

 

この言葉が、何か本当にせつないんだよなあ。「仕方ないからと笑ってゆけるようになった」って。それどうなのよ。ほんとはイヤなんじゃないのか。

 

人によっては、この感覚を否定して、拒むでしょう。そういうときに用いられるフレーズの代表格が「大人はみんなくそったれ」。ファッキューベイベーロックンロール。

( ゚∀゚)=○)゚∀゚)・∵

 

じゃないけど、似たような表現を使って否定するんだと思います。それは例えば、パンクロックになる。(ふと、「大人になれない僕らの~」って曲が浮かんだんですけど、あんな感じ。なんの曲だっけ?)

 

でも、この方たちは、この感覚を否定しないんですよね。

 

というか、できないんです、たぶん。

 

その心を表しているのが、曲名。だって、「Step」なんですよ。

 

 

後ろ向きでも、心は前に。

「仕方ないから」と思うことは、この方たちには「Step」なんです。日本語で言えば、歩み。

 

「当たり前だけど」、「仕方ないから」と言いながら、やんわりと受け入れる。いやー、実に後ろ向き。相反する心がある。たぶん本当は否定したい。でも、否定できない。2人の自分がいて、それを分かっている。

 

だから、こんな歌詞も登場するんですよね。

わたしまだ壊れたままでいたい

 

はー。やばい。

きっともう二度と 会うこともないけど

仕方ないよねと 笑ってゆけるようになるだろう

 

曲の最後は、このフレーズで締まります。

 

...何これ?こんな切ないことある?

 

本意じゃない。ホントの気持ちじゃないって、

 

何回も何回も繰り返してるのと裏腹に、

 

でも、そうなっていくんだろうって。「仕方ないよね」って。

 

何これ?

 

\( 'ω')/ウオオオオオアアアーーーッ!

 

 

 

羊文学は、ずるい

ねえ。なんていうかね。この方たちと私とは何もかも違うんですけど、私は、音楽やるならこういう音楽やりたいよなって、すごく思うんですよ。

 

思うけど、出せない。この空気を作るには、残念ながらリアリティが無さ過ぎる。

 

音数の少なさとか、程よいへたっぴ加減もそうだし、これを歌うのがティーンエイジャー終わりたての女性3人で、スリーピースっていうのが、ずるい。

 

ずるい...ずるいんですよ。

 

砂漠のペンギンは、もはや「仕方ない」を受け入れてしまっていると思うんです。知らず知らずのうちに。とっくにね。

 

それを今まさに受け入れていかなくちゃいけない、それを分かっていて、でも心残り、でもいやだ、でも。。。そういう切なさがこの曲にはあふれていて。

 

「Step」で描かれている風景が私は本当に好きで、めちゃくちゃ憧れる。あー、こういう音楽やりたい。

 

 

自虐的に歌われるジュブナイル=パンク

せっかくなのでもう1曲ご紹介。

 

 

青春時代が終われば 私たち 生きてる意味なんてないわ

 

このエッジの効いた歌い出しでスタートする曲なのですが、先ほどの「Step」のような歌を作るこの方たちを思うと、果たしてこの言葉は本当に意味通りに捉えてよいのかな?と思ったりもするんですよね。

 

だって、「仕方ないよねと笑ってゆけるようになる」ことを「Step」と位置付ける人たちですし。

 

そこでキーになるのが、またもタイトル。「ドラマ」。

 

このフレーズそのものが、まるでドラマに出てくるようなセリフ。

 

この後のフレーズも、現実味の無いというか、ふわふわした世界の話。

 

「帰る場所なんてない」「もう価値なんてない」

 

これは、もう完全に推測でしかないんですけど、この曲で歌われる言葉って、彼女たちの等身大の言葉のようで、そうではないんじゃないかなと思ったりもするんですよね。

 

なんていうか、それこそドラマとか映画で描かれるような「青春」って、ユーミンの「ひこうき雲」みたいなところあるじゃないですか。今しかないんだ、みたいな。

 

この曲は、そういったそれぞれの、やけに壮大に描写される青春を「ドラマだ」って言ってるように聞こえるんですよね。「Step」から言葉を借りれば、「作り話なんだよ」と。

 

でも、なんだろう、この曲は最初から最後まで現実味が一個もない。それって、「それは承知の上だぜ、承知の上の『青春』なんだぜ」って、言われているような気もしますよね。乗っかりまくるのもまた一興。

 

まあ、深読みし過ぎなのかもしれない。でも、そんな深読みをさせてくれるし、曲調も超好みなので、激推したいバンドです、羊文学。

 

 

インタビュー読んだら、納得の「きのこ帝国」だった。雰囲気近いものはあるけど、でも、全然違うよ。絶対聞いて。「コーリング」とかも名曲です。聞いて!!

 

7月3日にはミニアルバム発売ですよ!

 

先行音源聴くと「おっと?」ってなるけど!まあ嫌いじゃない!聴こう!!

 

ァディオ───(`・ω・´)ノ───ス