さばぺんタイムス

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多様性こそ組織の要...「ハコヅメ」に学ぶ、組織人としての生き方。その2

「ハコヅメ」紹介、第2弾でございます!!

 

第1弾は 

へ、どうぞ~。

 

さて、前回記事では

 

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...ということで、「ハコヅメ」から「報告・連絡・相談」の大切さを学びました。

 

...いやちがうぞまて!!「ハコヅメ」の面白さを紹介したかっただけなのに、なんかちがうぞ!!!

 

気を取り直して、私がもう一つ、気に入っているエピソードをご紹介します。

 

 

もくじ。

 

 

最も大切なこと・パート2

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7巻57話「公妨で攻防」より。

 

「公妨」とは「公務執行妨害」のこと。実際にこうやって略して呼ぶんでしょうか...。

 

このエピソードの冒頭、新任警察官「川合」は、バイクに乗った2人乗りのヤンキーに生卵を投げつけられてしまいます。

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「生卵」で検索かけたら出てきました。

 

通常ならば「公務執行妨害」により、その場で「現行犯逮捕」。しかし、その場にいた川合の直属上司の交番所長は、

 

「バイクに乗ってる2人組を無理やり止めて、ケガさせると厄介だ!」

 

との判断で、その場では2人を見逃し、令状を取っての「通常逮捕」に切り替えます。

 

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前回怒られた副署長、これについてお怒りのご様子。どうも、「公妨」されたらその場で捕まえちまえ!という感覚が、警察官にはあるようですね。まあ、その感覚自体は、わからんでもないかもしれないけど...。

 

川合たちは明日朝までの逮捕を命じられ、張り込みをかけることに。しかも、今回の事件には直接関わりの無い人たちの助けも借りて。

 

これは、ひんしゅく買いそう...。

 

そんな中での、一番最初に貼ったコマになります。

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太いマユの人が交番所長ですね。

 

この人は、一緒に張り込みをかけている刑事課の山田くん(川合の先輩)に、「君だったらどうした?」と尋ねます。

 

「新任を下げたかもしれない」と話す山田くんに対して、交番所長が放った「私がいつも考えている、最も大切なこと」がこちら。

 

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「いかに自分が仕事をしないか」。

 

そうです。

 

もう、誰もが思いますよね。

 

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「こいつ...使えない...!?」と。

 いや「使えない」で検索かけたら出てきたんですけど、なんか違うよね。そうだね。

 

 

それぞれの正義...?

さて、川合が生卵ぶつけられちゃった理由がここにありました。

 

「いかに自分が仕事をしないか」が大事なのですから、危ない現場で新任を下げる、なんてことはしないわけです。だって、そこで新任が解決してくれちゃえば自分の仕事もないもん。

 

女性だとかえってビビって何もしないかもしんないじゃん?

 

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これには、刑事課の山田くんも思わず心揺さぶられます。

 

 

番所長は続けます。

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私が言うまでもなく、山田くんが心の中で指摘してくれました。

 

 

この時点で私の感覚としては「これで警察官は割とちゃんと勘弁してほしいぞ」なんですけど、まあフィクションだということで!!!いやまあ最小限の仕事はしてるしね!!!

 

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「嘘」で検索かけたら出てきました。

 

 

番所長はまだ続けます。

確かに、うち・・・警察じゃ、「力」は偉大なんだ、と。

でも、「力」だけで解決できる場面は、実はそんなに多くない。

 

 なるほどそう言われてみればそうなのかもしれません。

 

芸人さんの話でにわかに話題になった「振り込め詐欺」なんて、その典型じゃないでしょうか。

 

「力」だけじゃない、いろいろなものが必要なんだ。そう考えると、交番所長の考え方というのも一理...。

といったところで出た発言がこちら。 

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ありがとう山田くん。

 

 

「気合」が正義か?

でも、なんていうんだろう、この人の考え方って、ある種アリなのかな?とも思うんですよね。

 

自分の仕事するべき最小限の範囲で、使えるものはとにかく何でも使う。

 

事実、このあと交番所長は、「マジかっ!」という手段で生卵ぶつけマンを捕まえることに成功します。

 

そのやり方は、ある種非常に効率的

 

逮捕に成功したあと、交番所長はこの一言。

 

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やだ、かっこいい...。

 

さっきまでクズ・オブ・クズだった交番所長が、急激にかっこよく見えてきました。

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そりゃ、社会人ってこんな感じの人も山の様にいますよ。むしろこういう人の方が多いかも。

 

こういう人たちを見てわたしが思ってしまうのは、「疲れないのかな...?」ということ。

 

こういう人が求められる職場って、多分世の中にたくさんあると思うんですよね。

 

でも、みんながみんな、続けられるわけじゃないと思う。

 

「一億総アニマル浜口」なんて世の中、相当しんどいんじゃないかなって。

 

そんな時にふと、

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こんな風に言ってくれる上司がいたら...。

 

ちょっと、「ほっ」としませんか?

 

いや全然ほっとしないよって言う人、気持ちわかります。大丈夫、あなたの上司はただ仕事してないだけです。効率とかないです。

  

 

多様性こそ組織の要?

思い返せば、職場でもこういう人いたりするんですよ。

 

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こんな感じの人。

 

なんだか「ぬぼーっ」としてるし、口を開けば「早く帰りたい」。覇気、なんてものはどこにもありません。ワンピースの世界なら即死です。

 

でも、この人、なんだか知らないうちに仕事はこなしてるんですよ。

 

見てると分かるんですが、「早く帰る」ことにこの人は命をかけているのです。

 

そのための努力だったら惜しまない...交番部長も、そんな感じの人なのでしょう。

 

個人的には、この手のタイプの人ってなんだか憧れてしまうんですよね。

 

こんな人が一人、職場にいてくれると...

 

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...いいなあ。楽しそうだ。

 

こういう人って、ちゃんと「自分」を持ってるしねぇ。

 

フィクション、なんて言いましたが、こんな人もきっと警察官にいるんだろうなあ。

 

 

「ハコヅメ」の主人公の川合だって、

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こんな感じですからね。(1巻1話より)

 

でも、そんなもんでいいんじゃないでしょうか。実際部長は犯人捕まえたし!川合の頭に生卵当たっただけで実害ゼロ!イェイ!

 

あ、駆り出された人たちは実害マックスだった!!イェイ!!

 

人に迷惑かけないのが肝要なんだと思います。

 

その意味では交番部長あともうちょっとだ!!がんばろ!!イェイ!!

 

そんな多様性が、意外と組織じゃ大事だったりするんですよね。

 

 

 

...ということで、「ハコヅメ」紹介、以上で終了です。笑

 

紹介しきれない色々まだまだあります!!新刊出たら、また記事書こうかな。

 

その時は読んでくださいね~。