さばぺんタイムス

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悩み中の新卒・若手必見。「ハコヅメ」に学ぶ、組織人としての生き方。その1

「ハコヅメ」!

 

私が、最近自信をもって皆さんに読んでほしいマンガの1つです。

 

新任警察官「川合」の目を通した「警察」がテーマなのですが、なんたっておもしろい。

 

私の中では「体力の要るマンガ」というのがジャンル分けされていて、例えば「健康で文化的な最低限度の生活」とか、「透明なゆりかご」とか。察していただけるでしょうか。笑

 

このマンガは、それらとは対極。気軽に手に取って読めちゃう、「体力0」マンガです。

 

冒頭リンクから第1話を無料で読めるので、ぜひどうぞ。ハマる方は、本当にハマるのではないでしょうか!!

 

さて、私から、いかに「ハコヅメ」が面白いかPRしたいのですが、特に忘れられない2つのエピソードがありまして、ご紹介したいと思います。

  

そこから見えてくるのは、「組織の中でどうやって生きていくか」。体力0で読めると言っておいて、なんか労働チック!!!笑

 

ただ、自身も組織の中で苦しみまくっている砂漠のペンギンにとっては、「ハコヅメ」で語られる組織論は、いわば1つの清涼剤。

 

「ああ、どこでもそうなんだなあ」なんて思ったりすることが、ストレスのはけ口につながっていたりもするのです...笑

 

 

もくじ。

 

 

組織で一番大事なものは...

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3巻26話「新任の秘密」より。自分たちの働く「町山署」に、新任がやってくるということで。

 

「新任」から「先輩」になる川合に、副署長から投げかけられたのがこの言葉。

 

「警察官にとって、一番大切なのはなんだと教える?」

 

川合の返答はこうでした。

 

 

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「警察官としての誇りと使命感」。カッコいい!!いいですね~。

 

川合が(職務倫理の第一項目…!)心の中で唱えてることは、さておき。。

 

さあ、それに対する副署長の返答は…

  

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Oh...

 

「ザ・新任」的な回答をためらわず言い放った川合ちゃん、赤っ恥です。

 

「報告・連絡・相談」。組織の歯車となってから、何度このキーワードを聞いたことか。まさかそれを、こんなところで目にするなんて...。笑

 

しかも、教科書通りとはいえ、間違いじゃない!はずの川合の回答に、「何言ってんだおまえ」ですからね。笑

 

しかし...組織の歯車として生活する砂漠のペンギン。この言葉には、強烈な説得力を感じずにはいられないのです。

 

 

こんなやついるよね

働く皆さんも、こんな上司の言葉、1度は耳にしたことがありませんか?

 

仕事を順調に進めているときに限って突然降ってくる上司のこの言葉

 

 

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「それ、聞いてないよ?」

 

この表情ですよ。

 

いやいやいやいや絶対言ってるどっかで伝えてる間違いないって何言うとんねん!!!

 

とどれだけ思っても、どれだけ心の中で石を投げつけても、上司が一言

 

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「それ、聞いてないよ?」

 

と、こんな表情で言おうものならさあ大変、会議の雰囲気は悪くなることうけ合い、せっかくと思って用意したとっておきコーヒーも苦くなるばかり。

 

ちょっといじわるな上司なんかに当たってしまうと

 

 

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「ちゃんと筋を通して報告をしに来い」

 

なんていって会議はリセット、コーヒーは泥水と化し、書類も台無し、「またインクの無駄遣い!!」と経理が怒るのです。

 

絶対分かってるはずなのにこんなこと言ってきますよね、そんでもって末には

 

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「その企画、無し!!!」

 

...いやあ、たまったもんじゃないですよね。こんなことありませんか?いやありますよね?笑

 

なんかで絶対伝えてるしなー順調に進んでるのに別にいいじゃんなーほっといてくれればなー

 

なんて思ったりもしますが、現実は縦社会。非情なものです。

 

話がそれました。笑

 

 

なぜ「ほう・れん・そう」が求められるのか

さて、しかし、副署長はこう続けます。

 

 

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この言葉で、組織の歯車・砂漠のペンギンは( ゚д゚)ハッ!と気付かされるわけです。

 

「報告・連絡・相談」の最たる目的は、「上司への責任転嫁」なのだと。

 

そうなんです、別に彼らは

 

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(あいつ新卒のくせに俺に話も通さねえな。生意気でむかつくな。よしやっつけよう)

 

なんて思っているわけではないのです。彼らの心の中は、こうなっているはず。

 

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(おっと、この企画いいけど、上手くいかなかった時にこの子のことが心配だ...)

 

うまくいかなかったときに、かわいい部下がリアルな損害を被るよりも、ここで上司がそれとなく怒って済ませた方がよい!改めて報告をさせたほうが、万が一の時は最悪上司である自分が、

 

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「相談を受けておきながら、うまくしてやれなかった私の責任です」

 

と、損害を被るだけで済む!!部下はダメージゼロ!!!!そんな判断のもとなのですよきっと!!!!

 

敢えて嫌われ役を買って出て、部下の(ひょっとしたら)失態を全て肩代わりする...

 

なんと素晴らしい上司だ...

 

そんな風になると、ちょっとだけ、優しくなれる様な気がしますよね。

 

そう、きっとそうなんです。

 

まあ、彼ら自身も、更に上の「聞いてないよ」攻撃を恐れているだけかもしれませんが。

 

なお、多分に「それちがくね?」というご指摘もあると思いますが、受け付けません。

 

 

「ハコヅメ」、新卒若手は必見です

さて、また話がそれてしまいました。

 

一見面倒な「報告・連絡・相談」にもちゃんとした理由があること。

 

そしてそれは、「警察」という、一見特殊に見える組織でも変わらないこと。

 

「ハコヅメ」は、そんな一つの「組織の真理」を教えてくれるのです。

 

 

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「なんでこんなに怒られなくちゃいけないんだろう」

「私がダメなのかな、嫌われちゃってるのかな」

  

そう思う瞬間って結構たくさんあると思うんですよね。そんなときに、

 

「ああ、私だけじゃないんだな」

 

この言葉で救われる瞬間って、なんだかんだ、あったりしませんか。そんなちょっとした「救い」も与えてくれる、マンガです。

 

お悩み時期を迎えた新卒若手必見!ちがいありません!!

 

 

さて、もう一個、ぜひ紹介したいエピソードがあります。

  

長くなってきたので、また次回!!!

 

 

ちなみにこの副署長ですが、この直後ほうれんそうをミスって先輩に怒られます。 

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かわいそうに。

 

 

続きは、

へ、どうぞ~。