さばぺんタイムス

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10年の間、変わらないモノ。サカナクション「834.194」感想 その2

というわけで、「834.194」を引き続き聴き解いていきます!

  

感想パート1(忘れられないの~モス)は

 

へ、どうぞ。

 

 

 

もくじ。

 

 

聴きたかったダンスミュージック

7曲目「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」

この辺りから、ここまでこれでもかとぶちまけてきた80年代が影をひそめますね! なんとなくエッセンスは残っているのかなとは感じ取れますが、「モス」までの露骨さは見られません。

  

代わりに顔を出してくるのが、クラブミュージックの香り。以前から、サカナクションが芯として持っている部分ですよね!アルバムの全体像も、同時にぼんやりと見えてきたような感じがします。「売れ筋」から「ルーツ」へと辿るスタイルは、サカナクションらしいなあ。

 

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「クラブ」で検索かけたら出てきました。

 

 

8曲目「ユリイカ(Shotaro Aoyama Remix)」

ユリイカ」自体はCD2枚目の3曲目にも入っているのですが、ここでリミックスを入れてくるのがなんとも「らしさ」だなあって思います。

  

普段はあまり触れないリミックスというものに、触れてほしい!という、一郎さんの想いがのぞき見えます。

 

 

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これは「イカ」ですね。失礼しました。

ここら辺、正直あんまり書くこと浮かばないからって、遊んじゃだめですね。

 

 

9曲目「セプテンバー -東京 version-」

セプテンバー!!サカナクションの前身、「ダッチマン」時代に出来た曲です!

  

「東京バージョン」というのがミソですよねぇ。

  

2枚目の最後には「札幌バージョン」。

なぜわざわざ2曲、バージョン違いを入れてくるのか...。 一番最後に「札幌バージョン」を聴いた時に、その姿も見えてくるのでしょうか。

 

 

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これは「バー」ですね。


 

「いつものサカナクション

10曲目「グッドバイ」

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これは...「バイ貝」だそうです。なにそれ。

  

さあ、CD2枚目!!「B面」ともいうゾーンに入っていきますね。 

1曲目が「グッドバイ」。既にリリースされているシングル曲です。1枚目の「忘れられないの」のスタートとはうってかわって、なんというか内省的な曲ですよねー。こういう曲は、昔から多いですよね。

  

一番最初のアルバム、「Go To The Future」の「開花」なんかもそうだと思いますし、「アイデンティティ」なんかは明るい振りしての「アイデンティティがない!!」ですしね。

 

これを2枚目の1曲に持ってきて、次が「蓮の花」です。なんというか、「いつものサカナクション感が出てきてまいりました。

 

  

11曲目「蓮の花」

「グッドバイ」からの「蓮の花」。「もがいてるよなあ」というのを強く感じます。

 「グッドバイ」もそうなんですけど、歌詞がストレートなんですよね。

終わらないな 疲れる夜が待ってる

せめて 静かに君を妄想したいのに

 ...って書いてみると、別にストレートでもないな。笑

でも、苦しみがものすごくダイレクトに伝わってくるんですよね。 1枚目の楽曲には見えなかった「心の内」が、さらけ出されているよう。

 

苦しむ一郎さんの姿がそのままにつづられる歌詞、「いつものサカナクション」ですよね。

 

 

10年変わらないモノ

12曲目「ユリイカ

思い出した ここは東京

 

このフレーズがここで歌われることで、わたしたちはまた一つ気付かされます。

 

それは、サカナクションがメジャー以降ずーーーーっと歌い続ける一つのテーマ。

 

それは、「東京」です。

 

札幌から出てきたサカナクションというグループが、東京という場所でどうやって生きていくのか。それは、ずっとずーっと歌われてきたことなんですよね。

 

思えばメジャーデビューアルバム、「シンシロ」というタイトルも挑戦状のようです。

そんな、いつものサカナクション

 

「東京」を特別なものと捉える感覚が、まだ残っているんだよ、という告白にも感じられます。それは、シンシロが世に出た10年前から、変わらないモノとして。そういう意識付けなのか。

  

 

13曲目「ナイロンの糸」

新曲なんですけど、MVには80年代の香りが微塵もないですね。表現に本当にハッキリ線を引いているんだということが改めて伝わってきます。

 

まあ、えらい生々しいなあってことぐらいなんですけど笑

 

「東京」の海でがぼがぼもがいてる、っというのも一つのポイントなんでしょうか。

 

そして歌われるのは、「あの日のこと」とか「あの海のこと」とか。「この海」ではないんですもんね。

 

 

14曲目「茶柱

そして、歌われる世界の範囲もどんどん狭くなってまいりました。

 

さっきまで「宝島に連れていくぜ!」みたいな感じで風呂敷広げといて、気付いたら茶柱眺めてる!!!!

 

しかし、茶柱で1曲作れちゃうもんなんですね。すごいなあ。 

何もいらないはずなのに

君の夢も見たくないのに

ラスト、このフレーズはなんだかチクリと刺さってくるようです。

 

 

サカナクションの「現在地」

サカナクションって、昔に比べて、すごい人気になったな、、って思うんですよね。なんか、人気になると、変わりそうなもんなんですけど。それでも、「ナイロンの糸」とか「茶柱」みたいな歌が生まれていて、それがちゃんと意味を持たされてアルバムに入っていて。

  

変わんないんだなー、って思っちゃいます。内省的な姿っていうのが、そこにはずっといて。どうしようどうしよう、なんて、ずっと言っている。そういう意味では、安定感バツグンですね!!笑

 

1枚目のようなチャレンジも積み重ねながら、それでも本質的なところはブレずにここまで来ているサカナクション

 

あと4曲!!!

 

...は、アルバム通しての感想も込みで、また次回~。。。

 

続きは

へ、どうぞ~。